インタビュー2025.08.11

九州ハニーズvs読売ジャイアンツ:試合後インタビュー

九州ハニーズ4-3読売ジャイアンツ

 

■九州ハニーズ・宮地克彦監督

「冷静に戦力を分析すると、ジャイアンツに分があるのはもちろんわかっていた。ただ、こちらとしても(初戦で)アサヒトラストという強豪チームに逆転勝ちをして、このクラブ選手権の雰囲気の中でどっしりとした戦いができる下地はできていたので、落ち着いて戦えるという手応えは試合前からありました。ポイントは初回ですね。とにかく初回を0点でまず帰ってくるっていうところが第1関門でした。そこをクリアできたので、3回に1点、6回に1点と、点を取られても落ち着いて戦えることができた。序盤を接戦で乗り切ることができれば、後半になればなるほどジャイアンツは慌ててくるという風に分析していたので、そういう流れに持っていけたのが良かったですね。(去年は準決勝でジャイアンツに負けて)リベンジという気持ちよりも、今年は川端(友紀)と楢岡(美和)という今まで女子野球界を引っ張ってきてくれた2人が引退をしたことで新しいチームだと思っているので、今まで大先輩に頼っていたところを今年はみんなが、全員がやるしかないという気持ちですね。全員で失敗して、全員で成功する。とにかく全員でやるしかない。全員で失敗して、全員で成功する。とにかく全員でやるしかない。その“やるしかない”を合言葉して戦ってきて、それがこういう大舞台で、ジャイアンツに勝利するという形で出せたので良かったですね。(次戦へ向けて)本当にこの1試合、2試合でかなり自信をつけて、かなりレベルアップしたんじゃないかなと思います。とにかく目の前の一戦を必死に、ベストを尽くす。ジャイアンツを破ったからといって奢ることなく、必死になって戦うだけです」

 

■九州ハニーズ・梅野希英選手

「もう、めちゃめちゃ嬉しいです。(6回裏の勝ち越しタイムリーは)みんなが繋いでくれた場面だったので、何としても追い付いて、絶対にここで逆転したいという気持ちでした。絶対に勝つぞっていうみんなの思いがあったので打つことができました。(タイムリーの前に相手バッテリーのミスで同点となって)あそこで気持ち的に落ち着いて冷静になれたかなと思います。去年のジャイアンツ戦でもこういう場面があったんですけど、その時は同点止まりで、最終的に負けてしまった。なので今度は絶対に勝ち越すぞ、というリベンジの気持ちで打つことができました。(次戦以降へ向けて)1戦1戦を全員で、試合に出ているメンバーも出ていないメンバーも全員で戦いたい」

 

■九州ハニーズ・田嶌羽咲主将

「去年からメンバーが変わって、今年の新チームはたぶん周りからレベルがちょっと下がったと思われていると思います。でも1回戦、自分もキャプテンとして初めての全国大会でどうなかなっていう不安があったんですけど、そこで勝つことができた。この2回戦も強い相手で不安が1回戦よりも大きかったんですけど、みんなが1回戦と同じように強い気持ちで、全員で一致団結して戦って勝つことができた。すごく自信になりました。(最終7回のピンチの場面では?)ハニーズって、ピンチの場面でもみんな笑って、笑顔で、という特徴がある。落ち込むよりも気分を上げて、テンションを上げて乗り越えるっていうことをいつもやっているので、それが今日も活きたのかなと思います。(次戦以降の戦いへ向けて)1回戦も今日も、チームの一人でも欠けたら勝てなかった。次からも全員で、気持ちを一つにして、優勝まで勝ち続けたいです」