東海NEXUS 5-2 はつかいちサンブレイズ
東海NEXUSが5対2ではつかいちサンブレイズを下して初の決勝進出を決めた。
4大会ぶりのベスト4進出を決めた東海NEXUSと創部4年目でベスト4初進出のはつかいちサンブレイズの対決。東海NEXUSの堀田ありさ、はつかいちサンブレイズの小原美南と愛知ディオーネ時代の元チームメイト同士の投げ合い。小原は2018年から2020年までは東海NEXUSでプレーしており、古巣対戦となった。
その小原に東海NEXUS打線が襲いかかる。2回裏、1死から6番・藤田理子がヒットで出塁し、2死2塁から8番・田中凜が左中間へ弾き返して1点。さらに2死2、3塁と攻め、1番・藤原和那子がレフト前に落として2者生還。東海NEXUSが3点を先制する。
対するはつかいちサンブレイズは3回表に1死3塁から1番・西山小春の内野ゴロの間に1点を返したが、その裏に東海NEXUSが1死1、2塁から「元チームメイトの小原さんというところで、それもちょっと楽しみながら、自信を持って打席に立てた」という藤田が、低めの変化球を捉えて右中間を破るタイムリーを放ち、すぐさまリードを広げる。はつかいちサンブレイズも捕手・村松珠希のファインプレーなどでピンチを凌いだが、東海NEXUSは5回裏に8番・田中のこの日2本目のタイムリーで1点を追加した。
先発の堀田は6回以外は毎回走者を塁上に置いたが、力強いストレートを低めに集めて7回を7安打1四球での2失点。「(小原との投げ合いに)女子プロ野球時代に切磋琢磨してやってきた仲間だったので、燃えるものはありました。今日は全体的に丁寧に低めに投げられた。それがうまくハマってくれた」と笑顔を見せた。
敗れたはつかいちサンブレイズは、先発の小原が6回を投げて11安打で5失点。打線は計7安打を放ったが、この日は繋がりを欠いて2得点に止まった。