コラム2025.08.13

エイジェック vs 東近江バイオレッツ

エイジェック 7-0 東近江バイオレッツ

 

 投打が完璧に噛み合ったエイジェックが、7対0で東近江バイオレッツを下してベス4に進出した。

 

 

 

 前回大会準優勝で2021年以来4大会ぶりの優勝を狙うエイジェックは、今大会2試合をともにコールド勝ち(10対0、20対0)で相手を圧倒してきた。そしてこの日も序盤から積極的な攻撃を仕掛ける。

 初回2死1、2塁のチャンスは逃したエイジェックだったが、続く2回表に5番・大野七海がヒットで出塁して1死3塁から7番・辻野玲奈が低めの変化球をすくい上げてセンター前に運ぶ先制タイムリー。さらに4回表、またも大野のヒットからチャンスを作り、再び辻野が、今度はセンターの頭上を越すタイムリー3塁打。8番・萩野芳海もセンター越えのタイムリーが飛び出し、 4回までに4点のリードを奪った。

 

 

 

 

 その間、マウンド上では竹村理が快投を続けた。今大会初先発となった右腕は、初回から力のあるストレートに加えて「今日は変化球が良かった。キャッチャーがうまく配球してくれた」と緩急も巧みに使いながら相手打線に付け入る隙を与えず。本人は「気にしていなかった」と振り返ったが、5回までノーヒットで5奪三振、1四球のみに抑え込んだ。

 

 

 

 完全に試合の流れを掴んだエイジェックは、打線が5回表に代打・小野里綾夏の内野ゴロの間に1点を追加すると、6回表に3番・生井美桜の犠牲フライ、7回表には相手エラーと追加点。2番の髙橋奈央が4打数4安打、大野が3打数3安打で、チーム全体として計13安打で7点を奪った。

 

 そして相手を無安打に抑えたまま6回から継投に入り、最終7回にヒットを許して惜しくも「ノーヒットノーランリレー」は達成ならずも、先発の竹村か土屋愉菜、永田聖佳、青木智美の計4投手による完封リレーでゲームセットを迎えた。

 

 

 敗れた東近江バイオレッツは、先発の安食沙南が力投を続けたが相手打線を抑え切れず。そして打線は7回に放った難波真結の2塁打1本のみに抑え込まれての完敗だった。