コラム2025.08.13

ZENKOBEAMS vs 瀬戸内ブルーシャインズ

ZENKOBEAMS 13-4瀬戸内ブルーシャインズ

 

 ZENKOBEAMSが計17安打の猛攻を見せて13対4で瀬戸内ブルーシャインズを下し、3大会ぶりのベスト4進出を果たした。

 

 

 今大会、履正社RECTOVENUSを6対0、そして前日の阪神タイガースWomen戦を延長タイブレークの末に6対1で制して勝ち上がったZENKOBEAMSが、初回から試合の流れを掴む。

 

 1回表、瀬戸内ブルーシャインズの先発・二宮有紗の立ち上がりを攻め、1番・安食志保の四球と盗塁、3番・内永芽依のヒットで1死1、3塁として4番・河野朱加里のスクイズで1点を奪った後、2死満塁から7番・坂口英里が「ちょっとボール球っぽかったんですけど、気持ちが勝ちました」と2ストライクと追い込まれながらもレフト前に弾き返す2点タイムリーを放ち、いきなり3点を先制した。

 

 

 

 追加点は3回表、ヒット2本に盗塁で2死2、3塁として9番・太田栞が低めに落ちる変化球を逆方向のレフト前に弾き返すタイムリー。さらに1番・安食の打球が「チームのみんなが大好き。チームのためにっていう気持ちがタイムリーに繋がった」と外野の間に落ちて計3点を追加した。その後も攻撃の手を緩めず、5回表に7番・坂口の2塁打からチャンスを作って1番・安食の2打席連続タイムリーなどで3点、6回表にも8番・井福舞のタイムリーなどで3点を加え、7回表には代打・山口優生菜にもタイムリーが生まれた。

 

 

 

 ZENKOBEAMSの先発マウンドに上ったのは、オーストラリア代表のオサリバン・クレア。ダイナミックな投球フォームから制球良くボールを投げ込み、序盤2イニングを1安打無失点に抑える。3回、4回と1点ずつを失ったが、3回裏1死満塁のピンチで後続を抑え込むなど、4回を3安打2失点と先発の役割を果たした。その後、5回裏に2番手で登板した平岡未羽が1点を失ったが、3番手の左川楓が1死満塁のピンチに登板して1球でショートゴロ併殺打と見事な“火消し”を見せた。

 

 

 

 今大会、1回戦のINFINITY(14対3)、2回戦のRUSH(11対0)と連続コールド勝ちの後、前日の3回戦のAmazing相手にも10対2と打線好調の瀬戸内ブルーシャインズは、この日も計7安打を放って4点を奪ったが、投手陣が相手の繋がりがあり、勢いのある攻撃に飲み込まれた。