コラム2025.08.11

九州ハニーズvs読売ジャイアンツ

九州ハニーズ4-3読売ジャイアンツ

 

 前回大会の準決勝と同カードとなった一戦は、1点を争う好ゲームの末、九州ハニーズが4対3で前回王者の読売ジャイアンツに競り勝ち、リベンジを果たした。

 

 

 大会3連覇を狙う王者・読売ジャイアンツは、2日前の大会初戦を18対0(5回コールド)の大勝。一方、過去3大会を準優勝、3位、3位と上位進出を続けてきた九州ハニーズは、2日前の初戦を6対4で競り勝って迎えた一戦。急遽、グラウンドコンディションの関係で試合会場をなごみの米屋ぴーちゃんフィールド大谷津に変更して試合が始まった。

 


 

 

 試合は読売ジャイアンツの清水美佑と九州ハニーズの前田祐里、両先発の投げ合いとなり、両チーム無得点のまま2回を終えた。迎えた3回表、読売ジャイアンツがエラーで出塁した中村柚葉を2塁に送り、2死2塁となって4番・中江映利加のレフト前タイムリーで1点を先制する。だが九州ハニーズはその裏、7番・深海舞絵、8番・長池玲美菜の連打でチャンスを作り、2死1、2塁から2番・小島也弥のライト前タイムリーで、すぐさま同点に追い付いた。

 

 

 

 4回、5回は両チームともチャンスを作りながらも、清水、前田の両右腕が力投を見せて得点を許さず。そして迎えた6回、読売ジャイアンツが2死3塁から7番・金満梨々那の自身3打席連続ヒットがタイムリーとなって勝ち越しに成功する。

 


 

 

 ここで九州ハニーズの前田はマウンドを降りることになったが、「点を取られても落ち着いて戦えることができた」に加えて、「後半になればなるほどジャイアンツは慌ててくるという風に分析していた」と宮地克彦監督。するとその裏、2死から6番・安達瑠がヒットで出塁し、7番・深海が四球を選ぶと、ここで代わった読売ジャイアンツの2番手・桑沢明里から8番・長池も四球を選んで満塁。そして9番・梅野希英がバッテリーミスで同点となった後にレフトへ弾き返す2点タイムリーを放ち、この回3点を奪って逆転に成功した。

 


 

 

 

 最終7回、読売ジャイアンツが粘りを見せて1点を返し、九州ハニーズの2番手の百田陽菜から4番・中村が押し出し四球を選んで1点差に詰め寄ったが、尚も1死満塁の場面で前の打席で2塁打を放っていた5番・内田梨絵瑠がセカンドゴロ併殺打に倒れ、あと一歩及ばず。前回大会の準決勝で6対3で勝利した相手にリベンジを許す形で大会を去ることになった。