東近江バイオレッツ 4-1 埼玉西武ライオンズ・レディース
投打の噛み合った東近江バイオレッツが4対1で埼玉西武ライオンズ・レディースに勝利した。
2日前の大会初戦で17安打9得点と打線爆発した東近江バイオレッツは1回裏、1死から2番・難波真結が痛烈な打球での3塁打を放ってチャンスメイク。そして3番・木瀬悠里のスクイズが決まり、幸先よく1点を先制する。
さらに3回裏、この回先頭の9番・吉田美星のヒットから犠打、内野安打などで2死2、3塁となり、4番・中嶋優菜がカウント2-2からの変化球を捉えてレフト前へ、さらに5番・戸室知奈美が右中間を破る2者連続タイムリーで3点を追加。東近江バイオレッツが3回を終えて4対0とリードした。
マウンド上では先発の坂原愛海が立ち上がりから伸びのあるストレートを武器に3回まで1安打で4奪三振無失点を快投を演じる。4回表に1点を失った後、5回表に連続四死球から1死2、3塁、さらに2死満塁とされたが、前の打席でタイムリーを許した5番・川中ももを空振り三振に仕留めてピンチを切り抜けた。そして最終7回もマウンドに上がった坂原は、最後まで一人で投げ切り、7回を2安打1失点、7四死球も8奪三振の力投で歓喜の瞬間を迎えた。
敗れた埼玉西武ライオンズ・レディースは2020年に優勝し、22年、そして前回の24年と3位と上位進出を果たしていたが、今大会は相手の勢いに飲まれる形で先制を許し、攻撃も走者は出すもヒット2本に抑え込まれて初戦敗退となった。