コラム2025.08.14

ZENKOBEAMS vs エイジェック

ZENKOBEAMS 3-1 エイジェック

 

 チーム一丸の戦いを見せたZENKOBEAMSが3対1でエイジェックに逃げ切り勝ち。2017年の第12回大会以来2度目の優勝へ王手を賭けた。

 

 

 ZENKOBEAMSが山本悠未、エイジェックは土屋愉菜が先発マウンドに上がった中、エイジェックの1番・辻倉彩水、ZENKOBEAMSの1番・安食志保がともに先頭で2塁打を放つというところから試合がスタートした。

 

 

 

 その中で、初回は両先発が無失点に凌いだが、2回裏にZENKOBEAMSが4番・河野朱加里の2塁打に5番のオサリバン・クレアもヒットで繋いで無死1、3塁のチャンスを作ると、6番・市川陽菜が「ピッチャーが踏ん張ってくれているので、とにかく1点を取るという気持ちでした」と一塁方向へセーフティースクイズを決めて1点を先制する。

 

 

 ZENKOBEAMSは続く3回裏、1番・安食の2打席連続2塁打の後に3番・内永芽依のタイムリーで1点を追加すると、さらに4回裏には市川の2塁打から1死3塁として8番・太田栞が犠牲フライ。先頭打者がヒットで出塁するところから小刻みに、そして着実に1点ずつを加えた。

 

 

 

 ZENKOBEAMSの先発・山本は、3回まで無失点に抑えた後、4回表に四球とヒット、犠打で1死2、3塁のピンチを背負ったが、相手のスクイズを外して2死3塁。ここでエイジェックの内藤なつ美が意地のタイムリー2塁打を放ったが、エイジェックの得点はこの1点止まり。

 

 そしてZENKOBEAMS は「とりあえずリードしてバトンを渡せば絶対に抑えてくれると思っていました」(山本)と5回から“切り札”泰美勝がマウンドに上がって相手の反撃の流れを止めると、最終7回に1死2、3塁のピンチを背負ったが、「美勝で打たれて負けたら仕方ない」(中島監督)という中、気迫のピッチングで後続を打ち取り、歓喜の雄叫びを上げた。

 

 

 

 敗れたエイジェックは、先発の土屋が3回を投げた後、4回からは2番手の塩谷千晶が粘りのピッチング続け、打線は最終7回に1死から7番・辻野玲奈、代打・杉﨑遥香の連打から一打同点の場面を作ったが、最後はZENKOBEAMSの2番手・泰にねじ伏せられた。