コラム2025.08.11

新波 vs MSH医療専門学校

新波5-2MSH医療専門学校

効果的に得点を重ねた新波が、継続試合という難しい状況を乗り越え、MSHに5-2で勝利した。

雨が心配される中で始まった一戦は、初回から動いた。新波は2死二塁から橋本留緒が左中間を破る三塁打を放ち先制。するとその裏、MSHは四球の走者を堀川涼風、井上虹桜の連打で返し、すぐさま同点に追いついた。

勝ち越したい新波は4回、この回先頭の三上琴乃が三塁打で出塁すると、続く橋本が犠牲フライを放ち2-1とリード。しかしその裏、MSHが無死一、二塁と攻め立てた場面で雨足が強まり、グラウンドはまるで湖のように水が溜まった。そのまま試合は翌日へと持ち越された。

迎えた継続試合。

無死一、二塁のピンチから再開されたが、新波の先発・中馬菜摘が「ここをゼロで切り抜けたら流れがくる」と緩急を駆使した堂々たる投球で無失点に切り抜ける。すると5回、風間美羽の適時打で1点を追加。その裏に1点を返され3-2となったが、6回には橋本がレフトの頭上を越える適時二塁打で追加点。さらに山吹星琉にも適時打が生まれ、5-2と突き放した。

MSHは最終回、大山智絵の二塁打で反撃のチャンスを作ったものの、後続が打ち取られ初戦突破はならなかった。