コラム2024.08.11

阪神タイガースWomen VS 侍

阪神タイガースWomen 10-3 侍

2022年クラブ選手権、2023年全日本選手権で二度の日本一を経験している阪神タイガースWomenと日本一歴史のある女子硬式野球クラブチーム・侍が対峙した。

一回表、侍は一番・兼子がライト線へヒットを放ち無死一塁と幸先の良いスタートを切る。しかし、阪神捕手・中江の好フィールディングと好判断に阻まれ0点で終了。

 

二回裏、先頭の前田がセンターへはじき返し無死一塁とすると、五番・中江が選球眼を生かし四球で出塁。六番・田中はボールの勢いをうまく殺し送りバント成功。1死二、三塁と先制のチャンスを迎える。打席には七番・日野口が入り、ライトフライ。タッチアップに成功し手堅く一点を獲得した。

 

三回表、1死一、三塁から二番・本田がバントをしかけ、スクイズに成功する。ベンチからは大きな歓声が上がり、すぐさま試合をふり出しに戻した。

 

三回裏、一番・三浦が巧みなバットコントロールでレフト線へヒットを放つとそのまま盗塁で無死二塁とチャンスメーク。二番・髙橋も塁に出ると三番・正代のライトゴロの間に一点獲得。さらに相手が満塁策で1死満塁になると、六番・田中がセンターへ大きなフライ。タッチアップには十分な当たりでさらに一点を追加。3₋1とリードを二点に広げる。

続く四回裏もまだまだ猛攻は止まらない。

相手ピッチャーがストライクが入らず四球をもらいながら、1死満塁。打席には三番・正代。五球目カウントを取りに甘く入った球を狙い撃ち。レフト線へうまく転がし一点を追加。その後も押し出し四球で一点を加え、5-1と大きく突き放しにかかる。

五回裏には田中がライトを大きく超える打球でスリーベース、続く日野口はセンターを大きく超える打球で一点追加。二本連続スリーベースで一点を追加すると、相手エラーでもう一点。二点を追加する。

六回の裏にも三人連続安打で三点を追加し、10-2。八点リードで七回へ。

▲六回裏センター前タイムリーを放った阪神・蜜浦

しかし侍も好機が訪れると全員で声を出し全力で盛り上げる。五回表にも一点をもぎ取り、七回表。八点を追いかける展開だが先頭の黒崎が左中間を割る当たりで無死二塁と早速得点圏にランナーを置く。打順は一番にかえり、池原。センターの前に落とし、一点をとってみせた。

しかし、最後は相手の好判断もあり塁間でアウトになりゲームセット。

阪神は要所要所で好判断・好守備が光った。10-3、5イニング連続得点、2桁安打で勝利し、準々決勝へ進む。