コラム2024.08.11

RUSH VS 埼玉西武ライオンズ・レディース

RUSH 0-9 埼玉西武ライオンズ・レディース

日本一を二回経験している埼玉西武ライオンズ・レディースと昨日クラブ選手権悲願の初勝利を果たしたRUSHとの戦いは、0-9でライオンズ・レディースが勝利した。

午前9時をまわる頃にはすでに30度を超え、青空が広がる大谷津球場。

先攻は昨日の第四試合にこの球場で初勝利を収めたばかりのRUSHだ。先頭はキャプテン・安田。初回からキレのあるストレートを投げる相手先発にもものおじせず、はじき返してセンター前ヒット。二番・小林はこのチームで徹底された型である送りバントを確実に成功させる。その後凡退となるも良い攻撃のリズムで初めての二回戦は幕を開けた。

▲RUSHを引っ張る主将・安田

一回裏、ライオンズ・レディースの攻撃は、四番村田がファーストへ強い打球を放ちエラーを誘い出塁。そこから相手野選などエラーも絡み先制に成功した。

▲強力なライオンズ・レディース打線の四番・村田

しかしRUSHとしてはエラーがありながらもキャッチャー・青木がタイムを取ってコミュニケーションをとるなど、落ち着いた対応を見せ最少失点で切り抜けた。

二回裏、ライオンズ・レディースはセカンドゴロの間に三塁ランナーが帰還、さらにピッチャーの暴投で一点を追加し、3₋0。

さらに三回裏、2死から八番・川中がうまくバットを合わせセンターへ飛ばすと、好走塁で一気に三塁へ。その間に二塁ランナーが帰還し一点を追加。4‐0とリードを四点に広げる。

▲三塁上で笑顔を見せる川中もも

そして何より、ライオンズ・レディースの先発・里綾実が試合を作った。ヒットや四球でランナーを塁に置いても要所を締める投球で四回を0封。五回からはサウスポーの伊藤がマウンドに上がると、テンポよく投げ進める。

五回裏、代打・千葉がレフト線を抜けるツーベースヒットで無死から塁に出ると、捕逸が二つ続き本塁まで生還。四番・村田はセンターの頭を超える大きな打球でタイムリースリーベースヒットを記録した。二点追加で9-0。

RUSHは六回表からマウンドには大浦があがり、ランナーを塁にためるもきっちり0点で締めてみせた。

試合はそのまま9-0でゲームセット。ライオンズ・レディースは里と伊藤の継投で0封にまとめ、準々決勝に駒を進める。