インタビュー2023.08.15

読売ジャイアンツ vs 埼玉西武ライオンズ・レディース:試合後インタビュー

読売ジャイアンツ・宮本和知監督
「一昨年から動いてチームを立ち上げてここまでようやく来たなと。楽しいことも辛いこともありましたが、彼女たちの笑顔や一生懸命さが心に響いて、ここまで僕もチームを引っ張ることができていると思えます。クラブ35チームの頂点を決める大会で、うちは創設1年目の1番若いチームなので胸を借りるつもりで臨んでいます。その中で選手が凄く力を発揮してくれたなと。今回は34イニングで2四死球というのが見事だなと思います。小野寺を中心に投手陣が引っ張ってくれたというところに勝因があると思います。投手リーダーの小野寺、キャプテンの金満、日本代表で副キャプテンの田中美羽のトライアングルが正三角形でタッグを組んでみんなを担いでいると思います。次は全日本があるので、そこでもジャイアンツらしい僅差で逃げ切る試合をやっていきたいです。まだまだ伸びしろのある選手たちばっかりなので、楽しみにしていただけたらなと思います。」

 

読売ジャイアンツ・金満梨々那主将
「試合が終わった後はホッとした気持ちになりました。(大会を通して一番大変だったのは準決勝の)タイガース戦です。先制点を取られて、自分たちの流れにもっていきたいところで雨の中断で立て直せたということもあって、ジャイアンツも持っているなと。(宮本監督について、)熱い方で、試合中も熱い気持ちが出るのですが、それで自分たちの士気も上げられるので、監督の気持ちをこの大会はプレーで返せたのかなと。(1年目のチームでここまで戦って、)沖縄大会・さくらカップと優勝してきて、ヴィーナスリーグでも経験を積んでいって、しっかり反省もしてこの大会のいい結果に繋がったと思います。(決勝戦の先制打について、)この大会は自分のバッティングがなかなかできなくて毎日悩んでいたので、あの場面で打てたのは良かったと思います。あの瞬間は本当に安心しました。」

 

読売ジャイアンツ・小野寺佳奈投手(大会MVP)
「(大会MVPついて、)うれしいですが、それよりもチームが優勝できたことが嬉しいです。(決勝戦の展開について、)先制点を取ってもらったので、気持ち的には余裕をもって投げれました。相手の3番・4番・5番は長打があるので配球を変えつつ注意して、あとは三振を狙わずに野手で取ってもらうということを意識しました。最終回には二塁打を打たれて、今までのメンタルや調子だったら1本打たれて同点に追いつかれてというところでしたが、(アジアカップで)香港に行ってから調子も良かったですし、余裕を持って投げられたかなと思います。」

 

埼玉西武ライオンズ・レディース 石平英一監督
「前回も負けていたので今回は勝ちたいと思っていましたが… 選手は頑張ってくれました。最後は里をマウンドに送らせて里に託していて、打たれても変えるつもりはなかったので、その辺は気持ち的には楽でした。(ジャイアンツは)ピッチャーの層が厚いですよね。いかに1点を取るかというところで、今日は普段はエンドランのところを送りバントでワンチャンスでなんとか1点を取りたいなというゲームでした。(全日本選手権に向けて、)まだ若いチームですし、ミスもあったのでそこはしっかりしていきたいです。」

 

埼玉西武ライオンズ・レディース 英菜々子主将
「(初回の失点について、)出口選手がいいプレーをして、その後盗塁を惜しくもさせなくて、ちょっと引きづりながら4番の配球をしてしまったなと。打たれたのはカーブなのですが、もっとフォアボールでもいいということの意思疎通ができていればなと思っています。(主将として初の全国大会を終えて、)大きい大会は初めてだったので、凄いプレッシャーを感じました。(準優勝という結果について、)決勝までこれたということは価値のあることだと思います。若い子がいっぱいいるので、こういう緊張した部隊を経験できたことは良かったと思います。また愛媛(の全日本選手権)に向けて、試合の経験を積んでいきたいなと思います。」