コラム2023.08.14

ハナマウイ vs 九州ハニーズ

ハナマウイ 8-9 九州ハニーズ

両チーム合わせて20安打が飛び出す乱打戦となった準々決勝最終試合は序盤のリードを一点差で守り切った九州ハニーズが勝利。準決勝最後の一枠を勝ち取った。

試合序盤は前回準優勝の九州ハニーズが完全に主導権を握る。九州ハニーズは2回裏、先頭の4番・楢岡美和、5番・船越千紘の連打でチャンスを作ると、7番・鶴見栞奈の内野ゴロの間に1点を先制。その後ハナマウイに守備の乱れがあり、初回から3点のリードを奪う。さらに続く3回にも打者一巡の猛攻を繰り広げ、2死満塁から2番・深海舞絵が放った二塁打で2走者が生還し9点目。さらに帰ればコールド勝ちとなる10点目の走者の小島也弥が本塁に突入するもここはハナマウイ守備陣の好プレーでタッチアウト。「できれば小島が生還してコールドで勝ち切りたかった。」と宮地監督。このプレーが試合の流れを大きく変えることとなる。

ハナマウイは5回表、この回に3点以上取らなければコールドという点差で2死一塁と追い込まれるも、3番・山田優理、4番・鈴木菜乃花、t途中出場の5番・西内ひかりが3者連続安打を放ち、続く6番・恩田楓可も押し出し四球を勝ち取り2点を返す。さらに続く7番・西門美乃里が二死満塁から走者一掃の適時二塁打を放ちこの回一挙5得点。再びコールドの危機を脱し、反撃の狼煙を上げる。

試合の主導権を取り戻したハナマウイは6回にも5番・西内に2点タイムリーが飛び出し、2番手で登板した山田は4回・5回・6回を安打1本に抑える好投を披露する。そして2点差で迎えた最終回にも1死から8番・伊澤凛、9番・杉崎遥香の連打と1番・豊田の死球で1死満塁の好機を作ると、内野ゴロの間に1点を返し1点差に迫るも反撃はここまで。劇的な展開となった好ゲームは九州ハニーズの勝利で幕を閉じた。