インタビュー2022.08.29

阪神タイガースWomen vs 埼玉西武ライオンズレディース

阪神タイガースWomen 5-2 埼玉西武ライオンズレディース

 

 

■阪神タイガースWomen・野原祐也監督

「ライオンズさんはやっぱり強かったですね。そう簡単には勝たせてくれない。最後まで粘り強かったですね。でもうちの選手たちが昨年敗れた悔しさを持って戦ってくれた。明日(決勝)もありますけど、まずは今日、選手たちはよくやったと思います。(今日の第1戦を下村投手の完全試合で勝利して)下村はナイスピッチングでした。びっくりしましたし、いい流れを作ってくれた。みんなで『執念』ということを言って来ましたけど、本当に気持ちが入っていた。ここまで来たら選手たちには楽しんでもらって、この流れのまま、悔いが残らない試合をしてもらいたい」

 

■阪神タイガースWomen・三浦伊織主将

「(西武とは)昨年も対決して(1対4で敗戦)、強いチームだということは知っていましたし、今日もすんなりと逃げ切れるとは思っていなかった。初回に点を取られてもすぐに逆転できたことが大きかったですし、同点に追い付かれた次のイニングが勝負だと思っていたので、そこでもしっかりと点が取れたのが良かったです。(完全試合で勝利した)今日の1戦目はもう忘れて、ライオンズにどう勝つかというところに気持ちを切り替えることができていた。(自身の3安打も)まだまだです。チームに迷惑をかけっ放しです。その分明日、勝利に貢献できるように、もっともっと頑張りたいです」

 

■阪神タイガースWomen・前田桜茄

「(6回の勝ち越しタイムリーは)得意のピッチャー(里綾実)ではなかったので、強気で行くしかないと思って打席に入りました。気持ちで負けたら終わり。相手の強気にはそれ以上の強気で行くしかないと思って、ストライクが来たら、打てるボールが来たらどんどん振って行こうと思って、それがいい形になって良かったです。去年のライオンズ戦では自分のプレーがぜんぜん出せなくて、その悔しさを持って1年間やってきた。自分の中で引きずっていた部分もあったので、それをこういう形で克服できたのは自分の中ですごく自信になりました。でも大事なのは明日(決勝)。優勝を狙っているので、みんなで勝ちに行きたい」

 

■阪神タイガースWomen・植村美奈子投手

「先制点を取られてしまったんですけど、ランナーが出ても粘り強く投げられたと思います。狙い通りに内野ゴロを多く打たせることができた。前回から修正できたと思います。(今日の1戦目で竹村投手が完全試合を達成した後のマウンドで)正直、投げづらさはありました。でも、後輩が格好いい姿を見せてくれたので、先輩としては去年やられた相手に同じようにやられるようでは示しがつかなかった。中江捕手と配球についても話し合いながら自分たちの思うように抑えることができていましたし、先発の役割を果たせて良かったです。(明日の決勝は)投げるとなったら、もう腕が飛んで行ってもいいぐらいの気持ちで投げたいと思います。ここまで来るのにたくさんの方がサポートくださって、すごくいい環境で練習もさせてもらっているので、その感謝の気持ちを、こういう大会の結果が表したい。明日も1球1球に集中して、舞い上がらずにどっしりと戦いたいなと思います」

 

■埼玉西武ライオンズレディース・出口彩香主将

「相手にすごくやられたという感じはなかったんですけど、攻撃のところであと1本が出せなかった。自分たちの力不足を感じました。(今大会を振り返って)初戦も、その次の試合もすごく厳しい試合になった中で、土壇場で逆転できるというチーム力を感じることができた。去年なら簡単に諦めていたところを最後まで諦めることなく戦うことができて、この試合もギリギリまで粘ることができた。負けましたけど、チームとして収穫はあったと思います。守備力もそうですけど、勝負どころで1本を打てるようにしていきたい。今回は阪神タイガースの選手たちには前回私たちに負けた悔しさというものがあったと思う。次は逆に自分たちがリベンジする番。自分たちの足りなかったところは認めて、次はリベンジする気持ちでぶつかりたい。2回も負けたくないので頑張ります」