インタビュー2022.08.27

九州ハニーズ vs 東海NEXUS:試合後インタビュー

九州ハニーズ 5-4 東海NEXUS

 

■九州ハニーズ・宮地克彦監督

「いい入りはできたんですが、その後はなかなか思うようにはいかなかった。相手投手も良かった。(1点ビハインドで7回裏は)とにかく下位打線も3人で上位打線に繋げたら何とかなると伝えた中で、2アウトにはなりましたけどサードまでランナーを持っていったことが、相手へのプレッシャーにもなった。そこで(同点タイムリーの)小島(也弥)がいつも通りのバッティングをしてくれた。(8回表の守りで)2点取られた挙句にノーアウト3塁という最悪の展開になりましたけど、その後の失点を防げたことで流れがこっちに来た。初めて行ったマウンドでは『ミスはある。ただ、俺たちもタイブレークで走者2人を置いて攻撃できる。問題はここから。このノーアウト3塁を防ぐ必死さを出して行こう』と声をかけて、その裏の円陣では『打って勝つ!小技はしない!思い切って行け!3点取って終わらすぞ!』と話をした。結果論ですけど、勢いが付く勝ち方ができた。今日の試合で、ものすごく成長できたと思う。こういう試合を経験しないと強くなれない。そういう経験を勝って得ることができたことが大きいですし、また明日も成長したハニーズとなって試合に臨めると思います」

 

■九州ハニーズ・楢岡美和

「素直に嬉しいという気持ちと、疲れたという気持ちです。ベンチの中では絶対に諦めないぞと、とにかく声を出していましたし、誰一人、気持ちを切らさなかったのが勝利に繋がったと思います。(タイブレーク8回裏の打席は)その前の打席で川端(友紀)選手がチャンスで打てなくて『ごめん』って謝って、その悔しさというのがベンチのみんなに伝わりましたし、私も何とかしてやろうという気持ちで打席に入りました。シンプルにミートだけを心がけた。それまでの打席が悪かったので、とにかく後ろに繋ぐという意識でした。チームには今10人しかいない。みんなで助け合ってここまで来ることができた。誰が抜けてもハニーズは負けてしまう。とにかく全員で、目の前の一戦を総力戦で勝ちにいきたい」

 

■東海NEXUS・碇穂監督

「あまり言葉が出てこないんですけど…、こういう良い試合をした上で勝たせてあげたかった。自分自身もそうですし、まだまだ若いというか、足りない部分があるんだなと痛感した。選手たちはよくやったと思いますし、今日だけじゃなくて、今日までの準備段階を含めて、今まで本当によく頑張ったと思います。(課題は)こういうプレッシャーのかかったゲームの中で、どれだけ平常心を保つことができるか。自分の判断が甘かったということも感じます。チームにいるのは有望な選手たちばかりなので、この子たちがハニーズの選手たちのようにプレッシャーのかかる中で確実に仕事ができる選手になってもらいたい。みなさんの心が動くような試合ができたのなら良かったですし、こういう試合を経験してチームは強くなっていくと思います。女子野球の面白さを多くの人に見せたいですし、もっと強くなって帰って来れるように頑張ります」

 

■東海NEXUS・小原美南投手

「インコース中心に攻めて詰まらせることができていた。自分の持ち味も出せて、うまく抑えられていたんですけど、最後の7回、8回と自分の甘さが出てしまった。(7回2死3塁の場面は)そこまで精神的に追い込まれている感じはなかったですし、疲れも感じてはいなかったんですけど…。前半は自分のピッチングができて、トップレベルの選手にも通用するということは分かった。もっと完璧に抑えられるようにしたい。すべての部分を突き詰めていきたい」