全国大会3回戦突破を目標にしていたゴールドジムが、ともにプレーする巨人女子チームの活躍もあって佐川急便を撃破。8強入りし10月の全日本選手権出場も決めた。
来季まで4人で活動しているため、「助っ人」として参加している巨人組がこの日もゴールドジムを救った。初回、先頭打者の金満梨々那が左二塁打を放って山下陽夏の適時打で先制のホームを踏むと、3回にも山下が適時二塁打。最終7回にも金満の適時打などで3点を加えた。すでにリーグ戦は終了しており、この大会で全日本選手権の出場権を得ない限り、負けた時点で今季の公式戦は終了。金満、山下そして島野愛友利、けがでベンチにいる吉安清がこのユニホームでプレーするのも最後になってしまう。「それを考えるとめっちゃ悲しかったし、愛媛も行きたいし、まだまだみんなとプレーしたいとずっと思っていた」という金満の強い思いが結果となった。巨人でもプレーした篠原慎平監督も「まだまだこのチームでやってほしいし、今日のところはうれしい」と胸中を明かした。
一方、佐川急便は前日から計20イニングとなった山寺朱音が気合いの力投。「すごくバキバキでしたが、マウンドに立って投げてみたら忘れられて投げられたので、自分のテンポで投げられた」と、負けてもさわやかな笑顔だった。