マドンナ松山 14-8 ハマンジINFINITY
3年ぶりの参加となったマドンナ松山が劇的な逆転勝利で初戦を突破した。
初回の守りを3者凡退で抑えたハマンジINFINITYはその裏、先頭の柴山恵理の安打を皮切りに一死満塁のチャンスを作ると、5番大木島美希・6番宇田川希海の連打で2点を先制。ハマンジは続く2回にも3点を追加し、3回を終わって0-5と序盤の主導権を完全に握った。
3回の攻防を終えた直後、突如降り出した大雨の影響で試合は1時間以上の中断に。一時はグラウンド一面に水が溜まり、続行不可能かと思われたが、両チームの選手に加え、第3試合のZENKOBEAMS・はつかいちサンブレイズの選手たちが総出でグラウンド整備を行い、試合は再開となった。
「試合の入りが悪かったが、雨の中断で一度冷静になれた。」と藤岡監督。この中断をきっかけに試合は動く。試合再開直後の4回表、マドンナ松山は四球からチャンスを作ると9番松原愛子・2番浅野楓にタイムリーが飛び出し、2点を返す。その後、ハマンジは5回に2点、マドンナは6回に4点を取り、6-7で迎えた7回表。二死二三塁の場面から2番浅野が起死回生の同点打を放つと、後続も続き一挙8得点。土壇場で大量のリードを得る。
7点を追う展開となったハマンジは7回裏に1点を返すも反撃はそこまで。「序盤は理想的な入りができたが、点が取れない展開が続いた時に焦りが出てしまった。」と野原監督。最終回のマドンナ打線の猛攻を止めることができず、シーソーゲームをものにすることができなかった。