東近江バイオレッツ11-1 侍(4回コールド)
東近江バイオレッツが13安打で11得点。侍を4回コールドで下して2回戦に進出した。
東近江バイオレッツは初回、1番の横山彩実の先頭打者ランニング本塁打で1点を先制すると、さらに4番・中嶋優菜のタイムリーで2点目。直後に激しい雨が降り出して約1時間半の中断を強いられたが、再開後も攻撃の手を緩めることなく、主将の3番・木瀬悠里のタイムリーや横山の2本のタイムリーなどで得点を重ね、4回まで毎回の13安打で11得点。投げては先発の坂原愛海が3回1失点に抑えた後、4回途中から長谷川真心が登板してゲームセットを迎えた。
滋賀県・東近江市を拠点に「地域密着型」のチームとして創部5年目を迎えた東近江バイオレッツ。昨年の全国大会は、夏3位で秋はベスト8。今大会はチームカラーでラッピングされたチームバスに乗っての長距離移動。滋賀から約8時間を要したが、「乗り心地がいい。目立ちますし、いろんな方に手を振ってもらえた」と木瀬悠里主将は笑み。様々なサポートを受けて迎える2回戦は、昨年の覇者・エイジェックが相手。中西茜監督は「自分たちの力を出し切れるように、後悔のないように戦いたい」と気を引き締め直していた。
敗れた侍は、2回裏に兼子沙希が「これで流れが変わってくれれば」とタイムリーを放って1点を返したが、投手陣が相手の強力打線を抑えられず。チームの活動は土、日しかないが、「その中でも個々の力を上げて、他のチームと同じぐらいレベルアップしていきたい」と前を向いた。